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ビットコインが1BTC=70万円を突破☆なぜそうなるのかをできるだけ分かりやすく解説します

右肩上がりのまま70万円突破

私はもともと仮想通貨に詳しかったわけではないのですが、去年末からある法人の仮想通貨交換業登録申請に携わったことがきっかけで、この分野めっちゃ勉強しました。

今調べたところ、去年の今頃は1BTC=7万円だったので、1年で価値が10倍になったということになります。ハードフォークやら何やら危ない時期もありましたが、振り返ってみれば特に何の影響もありませんでした。

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Cryptowatch - live Bitcoin price charts より。今日はハロウィン仕様でお化けが出ています。

その間、研究のために海外の口座を開いて鞘取りをしてみたり、ウォレットやら取引所サービスやら、色々と研究しました。知れば知るほど、この仕組みは面白いシステムです。

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術

 

 仕組みを知りたい方は個人的にこの本が一番おすすめです。

ある程度どういう仕組みなのか分かってくると、BTCのレートというのは、ハードフォークや中国国内の問題で若干下がるものの、基本的に上昇トレンドです。ですので、スイングトレードのようなことをする場合、慣れてくるとFXよりも安心して取引できることができるようになってきます。

何で上がっているの?バブル?

率直に言って、1年で10倍になるような資産などそうそうあるものではありません。こういう状況を見るにつけ、「ビットコインには価値の裏付けがない」「決済手段であって金融商品ではない」ということを言う経済学者が多くいます(特にモーニングサテライトに出ている某方など)。

ただ、「決済手段だから金融商品でないし、価値の裏付けもない」というのは正確な理解ではないと思っています。

確かに、株式でいうところのBS/PLもないですし、会計士が監査しているわけでもありません。また、特定の発行主体がないので、法定通貨のように国が価値を管理しているわけでもありません。

しかし、ビットコインシステムは確実に価値を持っており、社会にその価値を還元しています。

それは、決済手段、というか価値交換システムとしての機能です。

野口教授もビットコインの価値の本質は交換システムとしての機能であることを前提に経済価値を試算しています。

essays.noguchi.co.jp

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ビットコインはどうやって価値の交換をしているのか

ビットコインシステムは、アドレスに紐づけられた価値を移転させることによって価値の交換を実現しています。このアドレスというのは、誰でも自由に作れて、勝手に作ってもまず他の人と被ることがない。しかも、いくつでも作れるのでアドレスの使い捨ても自由です。

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BTCアドレス生成の計算をするサイトの一例 TP's Go Bitcoin Tests

そうすると、決済をしたいAとBがどんなに物理的に離れていても、パソコン一つあれば送金ができてしまうのです。今まで銀行を間に挟んだり、為替手形を使わなければできなかったことを、私人が自由にできてしまいます。

しかも、ABそれぞれの地に法定通貨との交換所があれば、比較的良いレートで簡単に送金ができてしまうのです。仮想通貨の交換所は使いますが、国際送金の部分で金融機関の手は借りずにそれができてしまうのです。

 

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現時点で、ビットコインを使った送金はそれほど安くなくて、日本国内での送金に使うメリットはあまり、というかほぼありません。しかし、ビットコインを使って国をまたいだ送金というのは大変メリットがあります。

そして、とても重要なことですが、このような使われ方の場合、ビットコインのレートはいくら高くても当事者にとってはデメリットにならないのです。

ビットコインがいくら高くても送金する人には関係ない

どういうことか。

ビットコインがこのような使われ方をする場合、まず、Aは100万円分のビットコインを購入します。1BTC=1万円であれば100BTC購入することになりますし、1BTC=100万円であれば、1BTCを購入することになります。そして、Bにビットコインを送金します。

着金を受けたBはビットコインをドルに換えます。このとき、もし1ドル=110円のレート であれば、1BTC=1万円なら1BTC=90.909ドルというレートでしょうし、1BTC=100万円なら、1BTC=9090.9ドルということになります。

そして、Bはビットコインのレートがいくらでも、最終的には9090.9ドルを手にすることになります。ビットコインは媒介として使っているだけなので当然です。

つまり、ビットコインは送金としての機能を安定的に果たす限りにおいて、ビットコインのレートが高くても不都合は生じないのです。

もちろん、この性質は、金やプラチナを取引の媒介に使う場合にもあてはまります。しかし、多くの国に交換所があって、物理的な管理も輸送も必要ない価値の媒介物として、仮想通貨に勝るものはありません。

 

ビットコインのレートが高くても誰も困らない、ということは、きちんとシステムとして稼働している限り、ビットコインに下げ材料はあまりないということになります。

さらに、取引ボリュームが増えれば需要が増えて価格が上昇していく、そうすると差益を取ろうとする人が増えてますます需要が増えることになります。

もちろん、この上昇は「システムが安定していること」が大前提です。落ちる時は一気に落ちて無価値になります。ただ、今のところビットコインのシステムは非常に安定しています(というか改善されている)。

私は、これが右肩上がりの理由だと理解しています。

ビットコインは壮大な社会実験

ただ、ビットコインは何らかのシステム上の欠陥によって技術的な前提が覆ったり、量子コンピュータが実用化されて秘密鍵の総当たり計算ができるようになったり、ということが起きると、あっという間に価値はゼロになります。なぜなら、ビットコインは将来価値の移転に使いたいと考える人のニーズに支えられているので、安心して送金に使うことができなくなったとしたら、誰も欲しがらなくなります。まさにバブルが崩壊します。

しかも、ビットコインシステムは常にアップデートを繰り返しています。その方向性は多数決によって決まりますので、いつ不公平なシステムに置き換わってしまって、無価値なシステムになるかも分からないとも言えるのです。

だから自分はビットコイン投資をしていません

私はビットコインは右肩上がりか、ある日突然崩壊するかのいずれかの結末にしかならないと考えています。こういう商品に投資手段としてお金を出すのは個人的にはどうかなと思います。

ただ、決済手段としては場合によっては便利なのでいくらでも使います。そしてそのときたまたま着金したビットコインを貯金のつもりで持っている、というのは全然ありだと思いますし、実際私はそんな感じでビットコインと付き合っています。