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モンテッソーリと七田式、幼児教育ではどちらがお勧め?

モンテッソーリと七田式、幼児教育ではどちらがお勧め?

こんにちは、勝部です。

最近、色々な形で幼児教育が取り上げられることが多いです。

まず、スケートの本田三姉妹の教育がテレビで取り上げられていましたが、ここで取り上げられていた幼児教室は、七田式の教室でした。

(ちなみにそのテレビ番組は、youtubeで「本田3姉妹の天才脳を育てたツボ」と検索すると出てきます。)

 

長女を育て、四女に教わった 本田家流 子育てのヒント

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あと、四段昇進後に29連勝を果たした将棋の藤井聡太さんは、モンテッソーリ教育を受けたと言われています。

モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す! (知的生きかた文庫 ふ 31-1)

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ビル・ゲイツや マーク・ザッカーバーグも学んだそうです。

 

 

最近はプログラミング教育やAIなどの影響で、大学受験を頂点とする従来型教育にそもそも意味があるのか、という疑問が出てきています。

弁護士である私も対象になってしまうのであまり認めたくない事実ですが(笑)、バブル期以降の大学教育は文系有利でした。文系大学を卒業→組織に入って管理職になるというのが社会人としての成功モデルとされた結果、大量の文系管理職が生み出され、今では「使えないおじさん」呼ばわりです。文系おじさんは理屈ばかりこねて生産性ゼロ、という烙印(ステレオタイプな印象操作な気もしますが、一面の事実を表しているとも思っています。)が押されている状況です。

じゃあ理系がいいのでは、ということでここ数年は理系優位になりつつありましたが、長い目で見れば理系も文系もAIにはかなわないわけで、そうするとこれから大人になる子供にはどのような教育をしたらよいのか、と考えるのは、子を持つ親としては当然の関心事だと思います。 

globis.jp

同じ視点で大学入試改革や英語教育改革もありますが、いつ実現されるのかという問題もありますね。

 

 

両社の違い

まず結論から言えば、七田式とモンテッソーリは全くコンセプトが違います。

モンテッソーリは、ざっくり言うと、三歳児くらいまでの幼児に、とにかく幼児本人の興味が赴くまま、感性が喜ぶことをさせてあげる、という方法です。そこで行っていることは、例えばはさみを使って図形を切り取ったり、物を積み上げたり、大人からすると単純作業と感じるようなものが多いです。それでも、そういったものの中に子供の感性を伸ばす何かが含まれている、という考え方です。

三歳児までに子供の感性を開かせるためありとあらゆる体験をする機会を提供する、というのは、アグネス・チャンさんの本にも書かれていました。ちなみに、彼女のお子様は3人とも、ある意味ハーバードよりも入学が難しい(一概に比較はできませんが)スタンフォード大学に入学しています。

www.studystyle.info別記事で取り上げています。

食べ物でも、できるだけ多くの種類、いろんな味を体験させるべきです。そして、たくさんの人と出会わせて、いろんな言葉を聞かせることも脳の成長に繋がります。さまざまな物や動物を触ったときの感触、温度、匂いなども、脳の成長にとってはいい体験です。五感を通じて、脳に情報をどんどん送り込むことが大切なのです。

教育者の間では「3歳までにいろんな体験をさせて、6歳までに上手に社会参加ができるようにして、8歳までにIQを高めて思春期に備えることが大切だ」と言われています。 

アグネス・チャン「スタンフォード大に三人の息子を合格させた 50の教育法」より

 

七田式は「右脳を鍛える」というコンセプト

それに対いて、七田式はもう少し上の学年の子供がターゲットです。平たくいうと右脳教育、もっというと、映像記憶や速読力を磨いたり、暗唱力を鍛えたりという内容です。

七田式子育て理論36年の法則 頭のいい子を育てる「語りかけ」と「右脳あそび」 (講談社+α新書)

七田式子育て理論36年の法則 頭のいい子を育てる「語りかけ」と「右脳あそび」 (講談社+α新書)

 

 

本田三姉妹への指導を見ていると、それにとどまらない内容ですが、ポイントは、日本の義務教育に対するアンチテーゼのようにも感じます。
日本の義務教育では左脳的な逐次処理を鍛えることをベースにした教育プログラムであり、また集団で授業を受けるというスタイルで、個々の子供の能力開発に無頓着であるという側面もあります。

映像記憶力は大人になると鍛えるのが難しいと言われていますので、子供のうちにその部分の訓練をしよう、というコンセプトですね。

 

まとめ

上記のように、七田式とモンテッソーリは、どちらが優れている、という評価軸で測れるものではなく、別の発想に基づく教育法であることが分かります。また、両者の具体的な内容についても、短い記事の中で語りつくせるものではなく、興味を持たれた方はそれぞれに関する本を読んだり、教室に通われてみるとよいのではないかと考えています。

ただ、私が一つだけ声を大にして言いたいことがあります。

それは、「子供の教育は、子供の成熟度に応じたものにすべき」ということです。

私の周りだけでも、子供の頃は優秀だった(若しくは、優秀であったと推測される)のに、成人してから能力的な成長がみられなくて行き詰まっている方が多くいらっしゃいます。

その原因は、例えば、文字を覚えたばかりの子供にいきなり高校生、大学生が学ぶような複雑なことを教えこんだり、目先の結果を求めるばかりに興味もないことを、しかも答えをいきなり教えるような形で詰め込んでしまっていることにあります。

子供は吸収力がありますから、理解できなくても暗記はできるという対応になります。そうすると、その子供の能力が高いかは関係なく、単に分かりやすく大量の情報を教えてもらって受験で有利に振舞えたから競争に勝てたに過ぎない、ということも起きてきます。

 

昔はそれでもよかったのでしょうが、今後はそうもいかなくなるでしょう。

どんな学問もまずは先人の真似ですから、決まった答えをまずインプットするというのは正しい学習法なのですが、そこで止まってしまう人材というのは、今後は不要になってくると予想されます。

そのような状況になったときに、賢く生き残っていけるような教育をすることが、正しい教育の在り方なのではないかと思います。